アドレスの後ろにあったドメインが消えた。ここからどうするか
確認の結果がネームサーバーはひとつもない、というものだったなら、これは設定の問題ではありません。 ドメインそのものが生きているのをやめたということです。このページは、それが何を意味し、何をする 価値があるのかについてのものです。
まだ確認していないなら、先にそちらから。 考えられる 三つの答えと、それぞれの意味があります。ここで当て推量のまま動くと、高くつきます。
何かをする前に、レジストリのステータスを読む
どのドメインにも、レジストリが持っている公開の記録 — WHOIS — があります。そのうち二つの 項目で、すべてが決まります。
| 項目 | そこから分かること |
|---|---|
Registry Expiry Date | 登録が終わる日付です。これがすでに過去なら、そのドメインは期限切れです。 |
Domain Status | そのドメインがいまどの段階にいるか。何かができるかどうかを決めているのは、この項目のほうです。 |
日付よりもステータスのほうが重く、しかも「はい/いいえ」の単純な話ではありません。期限切れの ドメインは一度に消えたりせず、いくつかの段階を通っていきます。そして段階ごとに、あなたに残された 選択肢が変わります。
| ステータス | あなたにとっての意味 |
|---|---|
redemptionPeriod | 登録は終わっていますが、ドメインはまだ前の持ち主のために押さえられています。取り戻せるのはその人だけで、通常の更新をはるかに超える別建ての回復手数料がかかります。この段階では、外部の人間にできることは何ひとつありません。 |
pendingDelete | 回復は行われませんでした。ドメインはいま誰のものでもなく、削除される前の最後の日々をレジストリで過ごしています。 |
| 記録そのものがない | そのドメインはレジストリから削除されました。ふたたび、ただの空いている名前です。誰でも登録できます — あなたも含めて。 |
期限切れになりかけていて、あなたがそれを欲しい場合 — 待つ
redemptionPeriod にいるあいだ、そのドメインは売り物ではありません。期限を切らせた 本人のために取り置かれていて、回復の価格はわざと高く設定されています。その人に持ちかけても、 たいてい役に立ちません。払うつもりがあるか、ないかのどちらかで、どちらの答えもあなたの働きかけ では動かないからです。
pendingDelete を抜けてレジストリから落ちれば、それはふつうの空きドメインになり、 通常価格で登録できます。たいていのドメインでは、これがいちばん安く、いちばん簡単な道です。かかる のは辛抱だけです。
ドメインは生きているのに、応答しない場合
WHOIS には何の問題もない登録が出ているのに、ドメインが名前解決されない、ということがあります。 そのときは期限切れではなく、持ち主かレジストラの側の話です。よくある原因を、だいたい多い順に 並べると次のようになります。
- ネームサーバーが変更または削除され、そのあとに何も置かれなかった。
- レジストラがドメインを停止した。多くは連絡先の未確認によるもので、これは罰ではなく、 ICANN が定める通常の要件です。
- 苦情の処理が進行中で、それが終わるまでドメインが保留になっている。
そのドメインが自分のものでない限り、どれもあなたに直せるものではありません。WHOIS の記録は レジストラの名前を挙げていますが、動けるのはそのレジストラだけです。
なぜこれが繰り返し起きるのか
共有ドメインの面倒を見ているのは、それを追加した人です。更新の代金を払うのもその人、やめる時期を 決めるのもその人で、それを誰かに知らせる義務はありません。つまりあなたが使っていたアドレスは、 他人のカレンダーの通知と同じだけしか持ちません。
無料ドメインが土台として弱いのも、これと同じ理由です。それを配る事業者は、説明もなく、予告も なく取り戻します。何も払っていないのだから、訴える先もありません。
問題そのものから抜け出す道
自分が握っているドメインを使うことです。かかる費用は一年にコーヒー一杯ぶんくらいで、それで 壊れ方が丸ごと変わります。あなたに知らせないまま期限が切れることはなく、レコードを編集するのは あなたで、あなたのアドレスがいつ存在をやめるかを第三者が決めることもありません。
自分の ドメインをつなぐのは MX レコード一つです。それをどこで安く手に入れるかは 検討に 値するレジストラにあります。