ドメインをどのゾーンに置くか。そして、それを取り上げられるのは誰か

ここのアドレスは、どんなドメインでも動きます。MX レコードを一つ設定すれば、そのドメイン上の すべての名前が受信できます。違いはすべてドメインそのものの側にあり、その違いは結局のところ 二つの別々の問いに分かれます。ふつうは一つにまとめて考えられてしまう二つです。

問いそれが実際に決めていること
登録フォームは、このゾーンからのメールを受け付けるかそのアドレスがそもそも使えるかどうか
このドメインを取り上げられるのは誰か来年もそれが自分のものかどうか

一つめは、見ず知らずの他人から引き継ぐ評判の話です。二つめは、読まずに同意した規約の話です。 片方は良くても、もう片方は悪い、というゾーンはふつうにあります。「いちばん良い TLD」という 答えが存在しないのは、そのためです。

その一。引き継いでしまう評判

フォームが、一度も見たことのないドメインのアドレスを目にしたとき、判断の材料はほとんど ありません。履歴もなく、流量もなく、苦情もない。そのドメインは火曜日に登録されたばかりです。 そこでフィルターは、唯一きちんと履歴のあるものに頼ります。ゾーンです。ほかの みんながそのゾーンで何をしてきたか。それが、最初の数週間はあなたの評判のすべてになります。

ゾーンの順位付けが件数ではないのは、このためです。いちばん有名な順位を公開している Spamhaus は、ゾーンの点数を、そこに属するドメインのうちスパムやマルウェアに出てくるものの 割合で付け、それが何件あるかで重み付けします。ですから、悪いドメインを大量に抱える 大きなゾーンのほうが、ほとんどが悪い小さなゾーンより良い順位になり得ます。信号は比率であって、 絶対数ではありません。

ゾーンの比率が悪くなる理由は、あなたとはまったく関係のないところにあります。

そのゾーンが荒らしやすくなった理由それがあなたのアドレスに及ぼすこと
名前が無料で配られた、あるいは審査の費用を下回る値段で売られた使い捨ての大量登録が、ゾーンが片付けられる速さを追い越します。
ゾーンが新しい長く保有されている、目立たない、まっとうなドメインの層がまだなく、悪いものを薄めてくれません。
不正対策がまだ作られている途中「登録された」と「気づかれた」の間の隙間が広いままで、そこが使われます。
ゾーンの名前が宣伝向きの単語であるそういうゾーンは、特定の名前ではなく数がほしい人たちにまとめ買いされます。
⚠️
「悪いゾーンの一覧」は、意図してここに載せていません。 その種の一覧は、書いた日には正しく、一年後には静かに間違っています。しかも、誰も読み直さない 一覧は現役のものとして読まれます。それは一覧がないより悪い状態です。このサイトは一度その 間違いをしています。別のページに「動かなくなった」と書かれた 2018 年の記述が、2022 年まで そのまま残っていました。Spamhaus は絶えず更新される順位を公開しています。そこに今日 書いてあることは、私たちがページに固めたどんな内容よりも常に新しいはずです。

ここから二つのことが導かれ、その二つは逆の方向を向いています。地味で歴史の長いゾーンは 保証にはなりません。あなた自身がそのドメインで何をしたかで、あなたのドメインが一覧に 載ることはあり得ます。そして比率の悪いゾーンは、あなたの名前についての判決ではありません。 壁ではなく向かい風です。実際に効いてくる範囲は狭いものの、確かに存在します。 最初の一回で断られるフォームが増え、その理由は教えてもらえません。

その二。それを取り上げられるのは誰か

ここは、支払いの前にほとんど誰も読まない部分であり、しかもゾーンによっていちばん差が出る 部分です。役に立つ問いは「このレジストリは信用できるか」ではありません。 その書かれた手続きには何と書いてあり、その上に誰かがいるのかです。

名前が置かれている場所その行方を決めるのは誰か消えたときに行ける先
ICANN と契約した一般ゾーン。.com.net.org など認定契約に縛られた、あなたのレジストラ。商標に関する紛争処理手続き(UDRP/URS)が定められており、ICANN への苦情の道があり、最終的には裁判所があります。
紛争処理の方針を公開している国別ゾーンその方針に従う、ゾーンの管理者。公開されているとおりの手続きです。登録するに読む価値があり、後では遅すぎます。
何も公開していない国別ゾーン管理者が、自分の決めた条件で。交渉か、その国の裁判所しかありません。
無料のゾーンその配布を運営している誰か。行ける先はありません。何も払っていない以上、どちらの側にも義務は生じていません。
他人のドメインの中の名前。you.theirdomain.tld親ドメインの持ち主。ここにもありません。あなたはそもそもどの契約の当事者でもありませんでした。

具体例を一つ。誰かの苦情からではなく、ゾーンが自分で公開している規則から引きます。 pp.ua では、管理者は規則違反を理由にドメインを 登録者にもレジストラにも事前の通知なく停止することができます。停止後の復旧に 料金がかかることがあり、pp.ua のドメインに関する紛争は交渉または裁判で解決されます。 その文面に行政的な不服申立てがないのは、書き込まれなかったからです。いちばんよくある引き金は 登録者情報の不正確さで、これは知っておく価値があります。これだけは完全にあなたの側で どうにでもなることだからです。

親のゾーンと比べてみます。.ua には紛争処理の方針があり、WIPO の仲裁人が 審理します。これを「では不服申立てがあるのだ」と読みたくなりますが、その方針は ほかの誰かがあなたの名前を主張してきた場合のためのもので、管理者自身の決定に 異議を申し立てるためのものではありません。「方針が存在する」ことと「言い返す道が存在する」 ことは別の事実で、人が驚かされるのはちょうどその隙間です。

ℹ️
そもそもドメインを持つ理由は、 自分のアドレスがいつ消えるかを、ほかの誰にも決めさせないことにあります。上の表を 下に進むほど、その決定権の大きな部分を他人に返していくことになります。ゾーンごとの本当の 値段の差は、年間の使用料ではなく、そこにあります。

忘れられがちな危険。ゾーンそのものが終わることがある

ドメインはふつう一つずつ失われます。ゾーンは一度に丸ごと失われ、しかもその原因はあなたの 行いのどこにもありません。

どちらも急ぐ理由にはなりません。どちらも、選ぶ前に一つの問いへ正直に答える理由にはなります。 このゾーンが三年後になくなっていたら、自分はどれだけ損をするか。銀行に渡すアドレス なら、かなりの損です。今日の午後に一度だけ登録するためのアドレスなら、まったく損はしませんし、 そもそもドメインを買うべき場面ではありません。

結局のところ

そのうえで、ここへ向けます

ドメインを用意したら、つなぐのは MX レコード一つです。 正確な値は こちらにあり、 ドメインの チェッカーが、それが効いたかどうかを推測ではなく確認で教えてくれます。

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